PEG系界面活性剤とは?肌への影響と避けるべき理由【BBクリーム調査あり】

PEG系界面活性剤とは

PEG系界面活性剤とは?

PEG系界面活性剤(ポリエチレングリコール系界面活性剤)は、化粧品の乳化剤・可溶化剤として広く使われている合成界面活性剤の一群です。成分表示では「PEG-〇〇」「PEG-〇〇ジメチコン」「PEG-〇〇水添ヒマシ油」といった形で記載されます。

乳液・クリーム・BBクリーム・日焼け止めなど、乳化が必要なほぼ全ての製品に使われており、現代の化粧品に最も多く使われる界面活性剤カテゴリの一つです。

PEG系界面活性剤が肌バリアに与える影響

PEG系界面活性剤が問題とされる主な理由は、その浸透促進作用にあります。PEG系成分は皮膚への浸透性が高く、単独でも肌内部に入り込みやすいだけでなく、他の化学成分を一緒に皮膚へ引き込む「浸透促進剤」としての働きをすることがあります。

  • 肌バリアの隙間を広げる:角質層の細胞間脂質(セラミド)の配列を乱し、バリア機能を低下させる
  • 他成分の経皮吸収を促進:本来皮膚を通過しないはずの成分まで体内に吸収させてしまう可能性がある
  • 乾燥の悪循環:バリア低下 → 水分蒸発 → さらなる乾燥、という悪循環を引き起こす

BBクリームの調査結果:上位5製品全てにPEG-10ジメチコン

当サイトが@コスメBBクリームランキング上位5製品を調査したところ、5製品すべてにPEG-10ジメチコンが含まれていました。BBクリームは毎日顔に塗るため、繰り返しの暴露による肌バリアへの影響が懸念されます。

BBクリームの成分解説ページを見る

PEG系が含まれやすい製品カテゴリ

  • BBクリーム・ファンデーション:PEG-10ジメチコン、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンなど
  • 日焼け止め:PEG-10ジメチコン、PEG-12ジメチコンなど
  • 乳液・クリーム:PEG-60水添ヒマシ油、PEG-20グリセリルトリイソステアレートなど
  • 化粧水(可溶化剤として):PEG-60水添ヒマシ油など

PEG系を避けるには

PEG系不使用を明記した製品や、成分表示に「PEG-〇〇」が含まれていない製品を選ぶことが有効です。乳化剤として、PEG系の代わりに使われる成分としては以下のものがあります。

  • グリセリル系乳化剤(ステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリルなど)
  • レシチン(植物由来の天然乳化剤)
  • ベヘニルアルコール+ステアリン酸(オイルと水を乳化させる安定系)

まとめ

PEG系界面活性剤は現代の化粧品に広く使われており、完全に避けることは難しいですが、毎日使うベースメイクやスキンケアについては成分表示を確認してPEG系の少ない製品を選ぶことが、乾燥肌・敏感肌の改善につながる可能性があります。

当サイトではファンデーション化粧水乳液など各カテゴリの成分解説を公開しています。あわせてご覧ください。

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